【走行データ公開】初期型ソルテラで浅間山へ!標高差のあるルートを走る際のEVの注意点

実電費・走行データ

こんにちは!今回は、私の愛車である初期型ソルテラに乗って、浅間山へ登山に行ってきた際の登山口(天狗温泉浅間山荘)までの詳細な走行データを大公開します。

EV(電気自動車)で標高の高い場所に行く際、「途中でバッテリーが無くならないかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか? 今回は、そんな疑問を解消すべく、実際の電費データと高低差を走る際の注意点をお伝えしたいと思います!

※浅間山の頂上付近の画像

🚗 今回の車両データと前提条件

まずは、今回走行した車両のスペックと条件です。(※バッテリー劣化率は不明なため、カタログ値の71.4kWhとして計算しています)

  • 車種: 初期型ソルテラ
  • タイヤサイズ: 18インチ
  • 総走行距離: 約35,000km
  • 乗車人数: 2名
  • 高速道路区間: 高崎玉村IC ~ 佐久北IC(約78km)

📊 走行データ詳細(往路・復路)

自宅(標高50m)から天狗温泉浅間山荘(標高1,400m)までの往復データです。行きと帰りでどれくらい違いが出たのか、ぜひ注目してみてください。

※出発時のバッテリー残量や外気温の画像

⛰️ 往路:自宅(標高50m)→ 浅間山荘(標高1,400m)

ずっと上り坂となる往路。高速道路でも平均速度を高めにキープした結果です。

項目データ
出発時間 / 到着時間5:00 出発 → 7:30 到着
バッテリー残量100% → 53% (47%消費)
走行距離124.5 km
外気温24℃ → 16℃
エアコン設定23度設定 / 風量2 / ACオン
高速の平均速度100km/h 前後
消費電力量 / 平均電費33.6 kWh / 3.7 km/kWh

🏠 復路:浅間山荘(標高1,400m)→ 自宅(標高50m)

※復路出発時のバッテリ―残量や外気温の画像

下り坂がメインの復路。高速道路が少し混雑気味だったことも電費に影響しています。

項目データ
出発時間 / 到着時間15:30 出発 → 18:30 到着
バッテリー残量53% → 30% (約22%消費)
走行距離127.5 km
外気温28℃ → 30℃
エアコン設定LO(最低温度)/ 風量2 / ACオン
高速の平均速度80km/h 前後(混雑気味)
消費電力量 / 平均電費14.28 kWh / 8.9 km/kWh

※帰宅後のバッテリー残量の画像、翌日に撮影

💡 考察と標高の高い場所へ行く際の注意点

今回の詳細な記録から、「高速走行」と「標高差」が電費に与える影響の大きさがはっきりと出ました。

1. 行きと帰りでの消費量の劇的な差

往路はバッテリーを47%とほぼ半分も消費してしまいましたが、復路は逆に約22%しか消費しませんでした。 EVに初めて乗る方にとっては、山の上の目的地に着いた時点でバッテリーが半分近く減っていると「帰りは大丈夫かな?」と心配になるかもしれません。しかし、結論から言うと大丈夫です!

2. 下り坂での「回生ブレーキ」の恩恵

帰り道、浅間山荘(標高1,400m)から佐久北IC(標高734m)までの下り坂区間では、なんとバッテリー残量が53%から56%へと3%も回復しました。

そこからの高速走行で徐々にバッテリーは減っていきますが、全体的に下り基調だったことと、混雑により平均速度が80km/h程度と遅かったため、電力をそこまで消費せずに帰宅することができました。

【⚠️ここに注意!山の上での「満充電」は非常に危険です】 下り坂でバッテリーが回復するのはEVの素晴らしいメリットですが、もし山の上の温泉宿や施設で充電器を利用する場合、EV特有の致命的な落とし穴があります。

出発前にバッテリーを100%の満充電にしてしまうのは絶対に避けてください。

EVは下り坂を走る際、モーターを発電機にして減速エネルギーを電気に変える「回生ブレーキ」を使ってエンジンブレーキのように賢くスピードを落とします。しかし、バッテリーが100%だと「これ以上、電気を貯められない」状態になり、バッテリー保護のために回生ブレーキが強制ストップ(回生失効)してしまいます。

これの何が危険かというと、アクセルを離しても減速が一切かからなくなるため、フットブレーキ(物理ブレーキ)だけで長い下り坂を降りるハメになります。重いEVの車体をフットブレーキだけで抑え続けると、ブレーキパッドやローターが過熱し、制動力が急激に低下する「フェード現象」を引き起こすリスクがあり非常に危険です。

■ 対策とセオリー 今回の私のようにバッテリー残量に余裕(空き)がある場合は問題ありませんが、帰りのルートが長い下り坂になる山頂付近の施設で充電する場合は、あえて満充電を避け、80%〜90%程度で充電をストップさせておくのがEVのセオリーです。 エネチェンジ等のアプリを使えばスマホから現在の充電%がリアルタイムで確認できるため、状況を見ながら適切なタイミングで充電を終了させるスマートな管理を心がけましょう。「回生ブレーキ用の空き容量」を作っておけば、安全に坂を下りつつ、麓に着く頃には勝手に電気メーターが回復してくれます。

📝 まとめ

標高差のあるルートでは、行きで電力を大きく消費しても、帰り(下り)でしっかり回生して電力を回収できるのがEVの面白いところであり、強みでもあります。3年以上EVに乗っている私としては感覚としてわかっていることですが、改めて数字で見ると非常に興味深いですね。

なお、現在販売されている現行ソルテラ(トレイルシーカーなど)や、兄弟車のトヨタ bZ4Xは、初期型に比べて大幅に性能が向上しています。これから購入される方は、今回のデータよりもさらに余裕を持ったドライブができるはずですので、その点は考慮していただければと思います。

これからも、様々な場所へ行った際の走行データを公表していきますので、ぜひ参考にしてください!

【読者の皆様へ質問です!】 皆さんが乗られているEV(初期型ソルテラ以外の車種でも大歓迎です!)での、山道や高速道路での電費データはどんな感じですか? ぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです!

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