【完全解説】ガスからエコキュートへ!新規設置工事にかかるリアルな費用内訳と注意点

住宅設備

前回の記事で「我が家は都市ガスを継続する」という結論をお伝えしましたが、その最大のハードルとなったのが「ガスからオール電化へ移行する際の圧倒的な初期費用」です。

エコキュート導入には、本体価格と工事費込みで「約45万〜60万円」がかかります。

既存のエコキュート同士の交換なら工事費は10万円前後で済みますが、「ガスからエコキュート」への新規切り替えの場合、工事費だけで【15万〜25万円】ほどかかるのが一般的です。(※さらにIHへ交換する場合は+15万〜25万円)

今回は、見積もりを取らないと見えてこない「エコキュート新規設置時の工事費用のカラクリ」と、導入前に知っておくべきリアルな注意点を丸裸にします!

1. エコキュート新規設置工事(ガスから変更)の内訳相場

ガス給湯器からエコキュートへ移行する場合、主に以下の5つの工事が必要です。

工事の項目費用の目安主な作業内容
① 基礎工事2万〜5万円コンクリートの土台(エコベース・土間打ち)作り
② 電気配線工事3万〜8万円200V専用配線、専用ブレーカー増設、分電盤交換
③ 水道・配管工事2万〜5万円給水・給湯管の引き直し、追い焚き配管、排水管の設置
④ 既存機器の撤去1万〜2万円古いガス給湯器の取り外し・処分費用
⑤ 設置・諸経費3万〜5万円本体設置、リモコン配線、電力会社への申請、試運転

特に金額が大きくなる「基礎工事」「電気配線工事」について詳しく解説します。

圧倒的な重量を支える「基礎工事」

エコキュートは巨大な「貯湯タンク」にお湯を貯めます。満水時の総重量は400kg〜600kg(軽自動車の半分ほど!)にもなります。

地震で倒壊しないよう、分厚いコンクリートの土台を作る基礎工事(土間打ちなど)が絶対に不可欠です。

見えないところでお金がかかる「電気工事」

エコキュートは大量のお湯を沸かすため、「200V」の強力な電源が必要です。家の中の分電盤(ブレーカー)から、屋外の設置場所まで、新たに専用の太い電線を引っ張ってくる配線工事が必要になります。分電盤が古い場合は丸ごと交換になるケースもあります。

2. 都市ガスを解約する際の「ガス管」の扱いは?

「都市ガスからオール電化にする際、ガス管の補償金や違約金は取られるの?」と心配する方もいますが、都市ガスの場合は原則として解約金や違約金はかかりません。

(※プロパンガスの場合は、契約期間内の解約で違約金が発生することが多いので要注意です)

ただし、将来的なガス漏れリスクを防ぐため、宅内のガス管を切り離してキャップ止めする「止水処理作業」には数千円〜の有償費用がかかる場合があります。また、万が一のためにガスコンロだけを残すと、ガスの基本料金が毎月かかり続けるので注意しましょう。

3. 導入前に知っておくべき「3つのリスクと手間」

高額な工事費を払って設置する前に、建売住宅ならではのリスクも知っておく必要があります。

  1. 搬入リスクと追加費用家と家の間が狭い建売住宅では、巨大なタンクを裏庭に運び込めず、フェンスの脱着やクレーン車の手配で数万円の追加費用がかかるケースがあります。
  2. 「低周波音」によるご近所トラブルエコキュートの室外機(ヒートポンプ)は、深夜や昼間に数時間稼働します。家が密接している場合、稼働時の『低周波音』が隣の家の寝室に響き、トラブルになることがあります。設置場所は「隣の家の窓の位置」への配慮が必須です。
  3. タンクの「水抜き」メンテナンスガス給湯器はほぼメンテナンスフリーですが、エコキュートはタンクの底に不純物が溜まるため、数ヶ月に一度「タンクの水抜き」というセルフメンテナンスを行う必要があります。

まとめ:絶大な威力を発揮する「国の補助金事業」を見逃すな!

ここまで厳しい現実をお伝えしましたが、朗報もあります。

現在は国を挙げて省エネ給湯器の導入を推進しており、『給湯省エネ事業』などの大型補助金が活用できるケースが多々あります。(※年度や条件により数万円〜十万円以上)

実質的な初期費用は見積もり額よりグッと下がる可能性があるため、最新の補助金情報は必ずチェックしてください。

ここで一つ、最も重要な注意点があります。 こうした国の補助金事業には必ず「予算上限」が存在し、年度の途中でも予算に達し次第、予告なく終了することがほとんどです。そのため、「思い立った時に依頼する」のではなく、「年度初めから工事を開始できるように、数ヶ月前から情報収集と相見積もりを開始する」という計画的な取り組みが不可欠です。

「エコキュート本体 激安!」という広告を見かけても、ガスからの切り替えの場合は必ず各種工事費が発生します。将来検討する際は、本体価格だけでなく「自分の家は基礎工事や配線延長、搬入にいくらかかりそうか?」という視点を持って、相見積もりを取ることをおすすめします。

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